雑記: ドストエフキー


東大生が小学生時代に読んだ本ランキング

 こういうタイトルの記事を見て、誰かのやってることを真似すれば自分もそれになれるって思っちゃう人っているのかなと。少なくともうわべだけ真似してる間は到底無理だろうと、自分の過去の失敗から思う。
 まあそんなことは捨てておく。ぼくは他人がどんな本を読むのかということにすごく興味があるので、東大生はどんな本を読んでいる人が多いのかというのはすごく興味をそそる。東大生に限ったことではないが本の嗜好データというのはすごくありがたいので記事に飛びついた。そうしたら記事中で、ドストエフスキーの『地下室の手記』を好きな本に挙げる人がいたと書かれていた。やばい。

 ぼくを文学に引き込んだのは、時系列的に最初がドストエフスキーだった。それから今までに何冊か読んできた。そのなかで『地下室の手記』も読んでいるが、あれを好きというのはだいぶぶっ飛んでいると思う。
 個人的にドストエフスキーの各物語の内容を読んだ範囲で大別してしまうと下記のようになる。

罪と罰、カラマーゾフの兄弟
---------------------------------
 一般と文学好む人の壁
---------------------------------
白夜、賭博者、二重人格
---------------------------------
 やばい、やばくないの壁
---------------------------------
地下室の手記、おかしな人間の夢

 『罪と罰』などは、人がまともな行いをするには他人からの愛を十分に受けているべきという著者の考えが読み取れた。『白夜』などはハッピーエンドだけが物語じゃないんだよという苦みやらしょっぱさやらぽっかりした虚しさなどがあった。終わり方はアレだけど主人公の失敗は教訓にできるよなとか思った。『地下室の手記』などはそれらから一転、毒だらけの本だったように思う。
 そんな本を好きな本に挙げる人が、表面上はどういう性格の人なのか、なにを考えているのかというのはなかなか気になる。

 そういえばカミュが『悪霊』のキャラにふれて何かを書いていたので、これも読むべきなのを書いていて思い出したのでメモ。
comment: 0

異邦人

「これがこの裁判の実相なのだ。すべて事実だが、また何一つとして事実でないのだ!」
comment: 0